北欧研修レポート② Byarums Bruk(ビーアルン・ブルック)訪問

最初の目的地、スウェーデンのグリュートヒュッタンに向かう途中、新たなブランドを訪問しました。

Byarums Bruk(ビーアルン・ブルック)というメーカーです。
こちらのブランドは1947年の創業以来、アルミ缶や車からリサイクルしたアルミを100%使用したモノ作りを行っています。


素敵なオフィス。


素敵なお菓子。

 

工場の中に入ると、大きな音の中で製品が作られていました。
乾燥させた海の砂に圧力をかけて「型」を成型しています。

 


成形した型に約650度のアルミを流し込んで行きます。

 


アルミを流し入れた型からは、湯気が上がっていました。
砂でできた型は使用後に崩して再利用され、何度も使われるうちにだんだんと黒味が増していきます。

リサイクルアルミと砂でできた型の組み合わせはとても環境に優しい製造方法ですが、創業当時は環境配慮などは、まだあまり一般的ではない時代。
SDGs達成度ランキングでも常に上位の国となっている理由の一つに、古くからこうした意識の高さが根付いていることが挙げられるでしょう。

 


アルミでできた猫ちゃん。


ガーデニングで使うプランターなどが主力の商品。

完成した商品は、表面にザラザラとした砂の表情が表現されており、
一つとして同じものが無い、ハンドメイドならではの仕上がりになっていました。


こんなに大きなサイズも!

外が気になるワンちゃん。

アルミと木との組み合わせで作られた、繊細なフォルムのチェア。

Boot Scraper 44,200円(税別)

こちらは庭先や玄関で、靴についた泥や雪を落とすため商品。
少量ですが、この商品を含め一部の商品を輸入し、軽井沢にある弊社のショールームで販売中です。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください!
https://www.solsala.com/

屋外の施設で実際につかわれている製品。
写真のように雨風を受け、シルバーがかった木の色がユーザーに好まれているとの事。


良い木が使われていると、色の褪せ方もまた美しい。

 

販売する我々自身も、良い家具はピカピカの状態で使う事しかイメージしていなかったので、
この価値観の違いはとても印象的でした。

アウトドア家具、とりわけ木を使った商品は、
使う中で起きる経年変化も魅力の一つとして捉えた方が良いようです。
そういった意味では、アウトドア家具は革製品やジーンズに近いものなのかもしれませんね。

次回はいよいよ最初の目的地、グリュートヒュッタンへ。

 

 

 

 

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